幼女のマネ

ふふふ?お兄ちゃん?どーしたの?こんなところにきて。

へ?えへへへ?そっか?一人に・・・なりたかったんだね。

うんうん。そういうときもあるよね。じゃあ私、ここから帰ろうかしら。

........ 。

やっぱりやめた。

だってお兄ちゃん、このまま放っておいたらなんだか危なっかしそうなんだもん。

 

眠くなるまで、私とお話しない.......?

 

うん、わかった。じゃあ私、ここにいるね。

 

(暖炉の前でゆらゆら揺れる椅子に座り、しばらく赤い背表紙の本を読むわたし(幼女)。お兄ちゃんはずっとうなだれていて、いまにもどこか遠いところへ行ってしまいそう。お兄ちゃん、だいじょうぶかなぁ?)